工事に参加してみよう。そう思った時、どんな事ができるのでしょうか。まずは、どんな素材があり、その素材の特徴を知ることから・・・。

そんな方の手助けになるページになればいいかなと、少しずつ作りあげていこうと思います。

木は、日本人にとって昔から慣れ親しんだ素材である一方、工業化された住宅が大量に生産されたことから近いようで遠い存在でもあります。たくさんある木材ですが、その一部をご紹介します。

杉 
杉 

杉は、柔らかい木です。フローリングに使用すると、素足で生活する日本人にとっては、踏み心地がとてもよいです。柔らかいため、傷がつきやすいですが、傷を経年とともに味わいあるものと感じる方にはおすすめの木です。

ひのき
ひのき

日本を代表する木材。水にも虫にも強く、耐久性よい上に、加工性もよい素材です。節がないものは非常に高いですが、節を許容すれば、安価に使用することもできます。

ひのきから放たれる香りは、とてもいいです。

中古杉足場板
中古杉足場板

すべてが新品では、物足りなくなっている人には、おすすめの素材。建設現場で使われたものが、さらに命を吹き込まれて、どこかの家に使われるなんて、いいですね。古材の人気が高いためか、新品よりも中古の方が高いんです。間伐材である足場材。どんどん使われることは、いいことですね。

北米古材
北米古材

古材でも、日本で取れるものと海外から輸送されてくるものがある。写真のものは、北米で100年ほど経過した荒々しさを持っている。

船などで輸送するからには、それなりにエネルギーを消費し、CO2も撒いてきた素材。けれども・・・人間は欲望あってこそ・・・という考えもある。

こういう素材は、家具や棚といったポイントにちょっとだけ使いたい。

構造用合板
構造用合板

家になどお金をかけずに、教育や趣味などにお金を使うようにした方がよいという考え方がある。使い方によっては、この安い下地として使われてきた素材をそのまま仕上とみなしても、美しく見える(簡素を貫く手法など)。

節が少ないインテリアラーチ合板と呼ばれるものもあります。

焼杉
焼杉

焼杉は、昔の建物にはよく使われていた手法です。あらかじめ表面を焦がし、炭化状にしておくことで初期の着火性を低くし、耐火性能を持たせます。また、風雨にさらされる杉板の耐久性を高める役割もあります。