ぼんやりと・・・少し、見えて来る時

ドローイングをしながら、少しずつ建築の佇まいが見えて来る瞬間があります。

言葉にする事が難しいのですが、論理的に考えていながらも、独自の感覚も作用しながら、徐々に形になっていきます。

この仕事ならではの、不思議な感覚です。

伝わらないかとは、思いますが、今日は、少し考えがまとまりかけた瞬間の絵を載せてみようと思った次第です。

 

CGやCADの図は、創造を単純化する傾向があるので、便利な時だけ使うようにして、基本的にトレペに重ね、コピーに重ねスケッチし、さらに重ねて描いたり・・・すると、頭の中で時間が繋がって形やアイデアが見えることがあります。

そういう形やアイデアを大事にしたいなと思うんですよね。

 

建築は、1つの現場に1つの製作物しかできない。という原則を飛び越えて存在する独自の感覚があるから、他にはない1つのものができるんだと思います。

 

不思議な瞬間がある。