専門家とともに学びながらつくると・・・DIYのレベルが変わる・・・世界が変わる

家をセルフビルドするというと、現実的なところでは、小さな小屋を田舎でつくる。ツリーハウスをつくる。というレベルが限界だと思います。都会では、建築基準法などの規制もありますし、構造や防水の事もきちんと理解していないと、住まいとしては、成り立たないです。

 

一般的に30坪程度の家を新築して注文住宅を作りたい方の場合、構造や防水や断熱や設備・電気の部分は、専門家に任せ、内装の部分では時間が許す範囲で自分や友人と一緒に作ってみるというハーフビルドの手法は、現実的な良い方法であると思います。完成させずに、住みながら改良を加えていくことも良い方法です。

 

また、中古の住宅を購入してリフォームあるいはリノベーションするという方法は、法的な規制・構造・防水面での不安なく始められます。空き家率増加の問題もあり、これから、中古住宅をリフォーム・リノベーションする方は増えてくることと思います。

プランを大きく見直し、柱を抜いたり、壁であったところを窓などの開口部にする場合は、設計者に助けを求めないと、構造や防水に問題が起こることがあるので、一級建築士などきちんと資格のある方に依頼すべきです。

誰もが、家をdiyリフォームやdiyリノベーションができる社会になって欲しい。

ですが、まだまだ、発展途上でもあります。

 

まずは、専門家とともに学び、一緒につくること。初心者の方が建築のハードルを下げ、楽しみながら家をメンテナンスしたり、隣人に作り方を伝えたり、助け合う社会をつくる第一歩は、まず「つくり方を専門家とともに学ぶ事」のような気がします。専門家に学べば、外壁のメンテナンスだって、自分でできることです。難しいと思われていたことも、易しく思えるようになると思います。

 

注文住宅・中古リノベーション・中古リフォームにdiyを取り入れる

1枚目:断熱材を入れた内部の建具をDIYしてます。大概、既製品の建具に、断熱材は入っている事はありません。入っている断熱扉は、極端に高価で手が出ない。しかし、自分でつくることはそんなに難しいことでもありません。この時は、周囲にゴムをしこんで、遮音性や気密性もあげました。

2枚目:外壁に友人たちが助け合いながら木の廃材を張っています。ビスは使っていません。張り方とデザインの方針だけを伝え、積み木で遊ぶ子供のような感覚で遊びながら1日で張りました。

よく使用されている断熱材ほどは、性能はありませんが、木だって厚みがあればあるほど断熱性能があがるんです。

3枚目:曲面の壁は、曲がる合板を選択しました。つくる材料、作り方さえわかれば、誰でも曲面壁のしっくい壁をつくりあげることもできます。

4枚目:しっくい塗りは、泥遊びをする子供のような感覚になります。おしゃべりするうちに初対面でも仲良くなれます。しっくいの壁もつくっていますが、同時に人とのつながりをつくる事になっている事は、忘れてはいけない点です。

5枚目:ご近所さんと子供とDIYしてる様子。子供と遊ぶのにDIYはとてもよい教育になるのではないでしょうか。DIYは、遊びと教育が共存するいい機会だと思います。