高山寺・石水院の眺望が素晴らしい。この開放感を可能にしているのが、蔀戸(しとみど)と半蔀(はじとみ)と呼ばれる窓というか戸の形式です。
蔀戸は上半分の突き上げた庇のような部分であり、半蔀は下半分の取り外しができる戸のことを指すそうです。
現代では、アルミサッシやガラスが支配的で写真のような手法があることすら忘れてしまう。
時代とともに変わっていく窓。樹脂サッシだとかトリプルガラスだということが騒がれている現代の窓もいずれ未来には、もっと違う形態をとっているのだろうって、思いました。そんな現代の窓にはない品がこの蔀戸にあると感じるのは、何故だろう。